2009-07

徒歩日本縦断旅「人見たら泥棒と思え」or「人類みな兄弟」

58日目 8月4日 亀山市〜伊賀町 23キロ トータル1412キロ
DSC_0002_convert_20090730061333.jpg

雨時々曇り。台風が去ってから不安定な日々が続く。カッパを着たり脱いだりしながら、1号線から25号線を大阪方面に歩く。
チャリダーとすれ違う。フル装備で荷台に大きく「日本1周中」と旗を立てていた。お互い手を上げてあいさつを交わす。

「旅の喜びは人との出会いにある」と何度も書いている。
しかし、その喜びも一歩間違えればキケンが伴うこともある。

北海道の「道の駅」で休憩していたとき、チャリダーが寄ってきたことがあった。
自転車に荷物を積んだ旅行者だった。
そいつは20〜30代ぐらいで表情は乏しく、ちょっとよくみるとカマキリに似ていた。旅の情報交換をして、おススメスポットを言い合ったりした。
地図があると具体的に場所を教えますよ、というと、カマキリは急いでかばんから地図を取り出した。
地図と一緒に大量の錠剤の薬が落ちた。さまざまな薬がいっぱい周りに散乱した。カマキリは急いで薬を拾い、無表情でかばんにしまった。
その動作をみて、こいつラリっているのかと、怖くなってすばやくその場をあとにしたことがあった。

また、東北での「道の駅」でのこと。
同じくフル装備のチャリダーが突如出現。フル装備だからこれは、日本1周だろうと、急いで駆け寄ると、そいつは上下スーツを着ていた。きちんとネクタイもして、ズボンのすそは、ひざまで折り曲げていた。
このときも怖くなって逃げるようにその場を去った。

「人見たら泥棒と思え」という教訓と「人類みな兄弟」という思想のどちらの姿勢で人に接すればいいのか。
これは旅の大きな問題である。
特に最近、無差別に人を傷つける事件が頻発している。
草原をすばやく走り回る小動物のように、常になにかにおびえながら周囲を気にして旅をしていては、旅の喜びはつかめない。
楽しく旅を続けるポイントは、微妙にその両者の境目に隠されているようだ。

僕が人を判断する基準は、第一印象としている。
あいさつをして、返事が返ってこなかったらそのまま素通りする。
僕が判断するように、たぶん人もそうだろうから、表情や身なりには気をつけている今日この頃だ。

テーマ:旅日記 - ジャンル:旅行

«  | HOME |  »

カテゴリー

カレンダー

06 | 2009/07 | 08
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

月別アーカイブ

訪問者数