2009-11

こんなこと最近考えます。

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」

この教訓は、これまでの私の反省であり、また本年以降の希望の言葉であります。
昨年あるきっかけで「いかに歴史から学ぶか」という重要性に気づく機会がありました。
自分だけの経験に頼るなどという傲慢なことはせずに、どうやって先人、他人の考え、経験を受け取り自分に吸収していくのか、具体的には興味のある書籍には目を通し、人の話に耳を傾けるように心がけました。

さて、近代日本は70年の周期によって巡っていると言われています。
時代をさかのぼれば1945年に終戦を迎えました。
さらに遡ること70年前には幕末から明治維新にかけて大きく時代が転換しました。
それまで常識であった封建社会が崩壊し民主社会の到来を迎えます。
それまで常識とされた価値観がものの見事にひっくり返された時代であります。
それまで英雄だった人物が終戦を境に一夜にして戦犯になるということが起こりました。
時代の価値観が一瞬にして180度変わる時代を、私たちはこれから本格的に迎えようとしています。

 では今の時代の英雄はどのような人物でしょうか?
時代を動かしているのは、トップのビジネスマンにあたるでしょう。
なぜかというと、終戦以降の時代は、一番の目標と言えば生活を豊かにするということでした。
餓死者が何百万人出ると言われていた時代ですから、ヒーローになるのは人々が食えるようにしてくれる経営者だったわけです。
しかしこれからは単純に利益を上げるだけではもうダメで、ワークライフバランスと時代を見抜く心眼力が必要になります。

 では、物質的に豊かになった現在、必要になるのはどのような人物か?
それは戦後と同じく社会的な大問題を解決できることと、新しい価値観に基づいた生き方をしていく人たちです。
自殺の問題、ひきこもりやニート、不登校、子どもの鬱や精神疾患の問題であったりします。
それを新しい考えに基づいて解決しようとする志のある人です。
2015年頃には時代の大転換期を迎えます。
心の時代になるわけです。
そういう時代がそう遠くないそこまで来ていると思います。
従来の価値観で指導する人。たとえば国政はどうでしょうか。
一国の総理大臣はどうでしょうか。
これまでの価値観にとらわれた国策では頭打ちです。
しかし、大阪府、宮崎県はどうでしょう。
ある程度府県民の支持を得ているのは従来の価値観にとらわれていないからです。
両人共にお笑い芸人、人気弁護士からの転身です。

これまでの日本の教育は、知性、理性という目に見える分野を重要視してきました。
日本人が置き去りにしてきた感性、心のあり方、目に見えない大いなる存在に身をゆだね、信じるという心の時代が到来すると私は推測します。

私たち信仰を持つ者の出番が来ると思っています。
円応教の教えの根本は「世の中の道具」になることです。
文化の創造、人格完成、社会教化のためになることの道具になることであって、つまり、奉仕をさせていただくことにあります。
もっと分かり易く言えば、人と社会に喜んでいただく働きをすることにあります。

円応教の教義には時代を変える大きな可能性が秘められています。
互いに教義を研究し、社会の期待に応えられる教会作りに精進させていただきましょう。

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